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    |  | 度合いの問題なんですが、どのバイクも大なり小なり少しずつ痛んではいきます、機械なんで部品としての寿命もあります
 熱によるヘッドの歪みですが、まずシリンダーに当たる部分の平面歪みが出ます、軽度の物ならそのまま使えますが
 ひどいもなだと圧縮もれやウォータージャケットからシリンダーに冷却水が漏れるなどのトラブルが出ます
 対処方としては、症状の軽い物ならオイルストーンで修正したりひどい場合は内燃機屋さんのコンピュータグラインダーで
 削ってもらって、それに合わせてバルタイを調整します、もっと深刻な場合ヘッド自体が熱で歪みます、ヘッドから
 バルブとバルブスプリングを外しカムを乗せホルダーを規定トルクで締めます手でゆっくりカムを回してどこか回りが重い箇所
 があればそのヘッドは曲がってます、こうなるともうそのヘッドは使えません、交換になります・・・
 私の経験ではオーバーヒートしたアルミのヘッドは大ない小なり曲がってます、しかし曲がったヘッドでも最近のガスケット
 に塗ってある薬は優秀なんで簡単には圧縮漏れは起きません、曲がったままそのエンジンはヘッド本体やホルダーやカムを
 傷つけながら回ります、ですんで普通に乗る分には気付かない人も多いでしょう、ですがパワーは確実に落ちています
 開けて測定するにしてもそれ相応の技術がいりますし、お店に頼めば莫大な費用がかかります
 開けるのならいっそOHした方がいいし、そこまでおかしくないのなら気にせずそのまま乗った方がいいと思います
 とにかくオーバーヒートさせないようにしてあげてください。
 
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