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    |  | ▼HISAYUKI SAWAIさんwrote:に返信
 >こんばんは、本日へットの所からオイルが漏れているのを発見いたしました。
 >皆さんの12Rはどうでしょうか??漏れないですか??まだ1万3千なんですけど・・・(^^;
 >ちょっとがっかりです。12Rは大丈夫だと思っていたのですが。
 >購入先に問い合わせたところ、直してくれないとの事。まあ、逆輸入は最初から保障ないのであまり期待はしてませんでしたけどね。あれってガスケット交換する際エンジン下ろさないとだめですかね??お金もないし・・・
 >直さないとだめですよね??マフラーオイルだらけになるのはいやだし・・・。
 
 ☆ヘッドカバーのパッキンからのオイル漏れでしょうか?
 走行距離にかかわらず、ZX−12R等のラムエアーの付いている車輌(ZX−9R)のほとんどは
 同じ症状に掛かりやすいです。
 …と、言うのも、ラムエアーを効かせる為の速度域では当然、エンジンの回転も必然的に高回転になり
 エンジン内部では未燃焼ガス(ブローバイガス…ピストンとシリンダーの僅かな隙間から漏れ出した未燃焼ガス)
 が内部に充満します。
 その未燃焼ガスを逃がす為の対策(再燃焼)として、シリンダーヘッド部分とクランクケース部分にはブローバイガスのパイプがエアクリーナーに接続され、キャブ(スロットル)から再度エンジンに吸い込ます構造になっています。
 …ですが、ラムエアーでエアクリーナー内が最大加圧になると、その圧力に負けて未燃焼ガスは逃げ場を失い、
 エンジンのパッキンの比較的に弱い(ヘッド等)部分に負担がかかるのです。
 一応、逆流させないようにリードバルブがヘッド部分には付いていますが、ラムが掛かる圧力でバルブは役目を
 失うため効果はありません。
 
 ☆オイル漏れの対策方法
 ガスケットを新品に交換した際に、シリンダーヘッド部分のブローバイガスの配管を抜き、
 同じ径の長いホース(ショップで売っているブリパイ≠ナOK)で延長してオイルキャッチタンクを設置して
 配管をつなぎます。 エアクリーナー部分にはメクラ蓋をする必要があります。
 この作業だけでヘッド部分からの滲みや漏れは完全に直ります。(年次経過による老朽化は別ですが…)
 
 普段、ラムエアーの掛かる域で走行をしている方は試してみて下さい。
 法定速度内で走る方の方が少ない気もしますが…。
 ラムエアーが最大にかかる圧力は0.4〜0.6!
 ターボ車並に圧力かかるんですよ…知ってました? 200km/hを超えても更に加速する秘密はそこだったんですよ!
 
 
 
 
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